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NO.53  デジタル表示 終端型 QRP 1W RF 電力計の作り方                        

デジタル表示する終端型 QRP 1W 高周波電力計を作ります    10mW〜1W  DC〜500MHz  
@周波数特性の良い、50Ω終端抵抗部の製作
A 2乗リニアライザ(2乗目盛りをリニア目盛りにする回路)部の製作
  (2005年 CQ ham radio 6月号の、2乗リニアライザの製作記事の回路を使用)
B表示部は、デジタルテスタを使用します

50Ω終端抵抗部は、小型の抵抗を小さく束ねて、周波数特性を改善しました
 500MHZあたりまでは、かなり良好です、アマチュア的には、1200MHZでも使えそうです

2乗リニアライザ部をかいしてデジタルテスタのDC電圧レンジで、読み替えてパワーを測定します
表示 1V=1W、 100mV=100mW、 10mV=10mW になり、VをWに読み替えれば良いので、良好です
デジタルテスタがオートレンジタイプなら 10mV〜1V(10mW〜1W) 切替なしで、便利です、また定量測定が楽になります

1200MHZ帯でも、SSGからの10mW出力も測定できました、

正確なパワー計で、校正して、使用します、

追加で、DC〜500MHZ対応  10W /50W  切替タイプも、試作しました, 
終端抵抗部に、手元にあった酸化金属被膜抵抗を合成して、周波数特性の改善を試みました

今後も、追試したいと思います

試作品で 1.034W 測定中

****************

試作例

|||||||||||デジタル表示 終端型 QRP 1W RF 電力計の作り方 ||||||||||| 10mW〜1W  DC〜500MHz

プリント生基板に、抵抗や、ダイオードなどの部品を、構成図のように、抵抗はランドに、GNDは基板直に、半田付けして配置配線しました

@
50Ω終端抵抗部の製作
    UHF周波数帯まで使用できるように、小型な抵抗を合成して周波数特性の改善を試みました
  最近の抵抗は昔の1/8Wタイプの形状で、1/4Wの抵抗がありますのでこれを使用しました
  300Ω 1/4W 6本を、並列接続して、合成抵抗50Ωを作ります、なるべく小さく束ねて基板に近づけて、短く配線します
    検出には、ショットキーダイオード 1SS198 (または1SS106) をつかいます

A
2乗リニアライザ(2乗目盛りをリニア目盛りする回路)部の製作
  一般的なシリコンダイオード 1S2075K (または、1S2076A) などを13個使用します(Vfがそろったもののほうが精度が良い)
  ここでは、表示にデジタルテスタのDC電圧レンジを使って、電圧-電力の読み替えをするために、
  2乗目盛りを、リニア目盛りに変換する回路を作ります (CQ ham radio 2005年6月号の記事を参考にしました)
  今回の試作では、抵抗をランドにハンダ付して空中配線しました、
    
B
表示部は、手持ちのデジタルテスタを使います
  テスタのリード棒にミノムシクリップで接続して使うことにしました
  直流電圧レンジを使用します
  正確なパワー計で、または、AC電源などで、メーター指示を校正用の1KΩVRで合わせ込みます
  デジタルテスターのDC電圧レンジで、読み替えてパワーを測定します
  表示 1V=1W、 100mV=100mW、 10mV=10mW になり、VをWに読み替えれば良いので、良好です
  デジタルテスタがオートレンジタイプなら 10mV〜1V(10mW〜1W) 切替なしで、便利です、また定量測定が楽になります

  デジタルテスタは、どれかで校正すれば、ほとんどのものがそのまま使えるようです
   また、0.1〜1mA位のアナログメータでも校正しなおせば、もちろん使用できます、
   リニア表示で、目盛りをそのまま換算読みが出来ます とても見やすいです

50Ω終端抵抗部の作り方

プリント生基板 配置例

部 品 表

分類  品名、型番 数量
Di 1SS198 1
Di 1S2075 13
可変抵抗 1KΩ 1
抵抗
1/4W型
小型
300Ωx 6 (終端用)
33K, 18K, 12K×2, 10K,6.8K×3
4.7K, 3.3K, 2.2K, 680Ω, 470Ω、
接栓 BNCJ-R 1
ビーズ FB101-43 1
セラコン
50V
1000pF(102)
ミノムシクリップ 赤黒
プリント生基板   細シールド線×50cm   ほか

******** ケースに入れた製作例 ******



DC〜500MHZ対応 〜10W と、〜50W  切替タイプも、試作しました
終端抵抗部に、手元にあった酸化金属被膜抵抗を合成して、周波数特性の改善を試みました
500MHz帯まで使えそうです

10Wレンジ⇒ 表示 1V=10W、 500mV(0.5V)=5W
50Wレンジ⇒ 表示 500mV(0.5V)=50W


試作例
酸化金属被膜抵抗 100Ω 7W 13本 の合成
試作実験中の写真です

↓製作例

***参考文献***
CQ出版社 CQ ham radio 誌 2005 6月号 P94〜99 「HF用リニア目盛り終端型電力計」 JA3DEW 清水愛典氏

2005/08/30

*2006/04/27 JA3DEWさんのホームページ⇒http://www.geocities.jp/ja3dew/

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